電験三種 やさしい解説 (機械)  「誰でもわかる電験参考書」

初心者にはとても難かしい電験三種。 市販の参考書を読んでも、電気初心者にとってはわからないことばかりです。 これから電験の勉強を始める電気初心者の方に向けて、電験の内容をやさしく解説した「誰でもわかる電験参考書」の作成をしています

変圧器8 変圧器に生じる誘導起電力

変圧器に生じる誘導起電力

 

変圧器の一次側に交流電圧を加えたとき

一次巻線及び二次巻線に生じる誘導起電力を求める公式は次のようになります

 

E1=4.44fN1Φm・・・一次巻線に生じる誘導起電力

E2=4.44fN2Φm・・・二次巻線に生じる誘導起電力

 

E1 ,E2 : 一次巻線及び二次巻線に生じる誘導起電力 (1)

f [Hz] : 周波数

N1 ,N2 :1次巻線及び2次巻線の巻数

Φm :磁束の最大値 (2)

 

 この公式を「Φm =」 の形にすると、磁束の最大値を求めることができます

 

注釈                                 

(1)

一次巻線に交流電流が流れると自己誘導が起きて、

一次巻線にも誘導起電力が発生します

 

(2)

交流での電流の値は常に変化し、その変化は正弦波として表すことができます

そのとき電流値の変化に合わせ、鉄心に発生する磁束の変化も正弦波になります

  

変圧器に生じる誘導起電力の出題例  2008 問7

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変圧器8 変圧器に生じる誘導起電力