2015年 電験三種解答速報(オーム社)
変圧器15 電圧変動率No.2
変圧器15 電圧変動率No.2
変圧器15 電圧変動率No.2
電圧変動率εを求める公式、その2 です
電圧変動率εを求める公式
ε= p cosθ + q sinθ
ε[%] : 電圧変動率
p : パーセント 抵抗降下
q : パーセント リアクタンス降下
cosθ : 力率
sinθについて
公式中のsinθは、cosθから求められる値になります
例えば、力率80%のときはcosθ=0.8、sinθ=0.6になります (*1)
(*1)sinθの求め方
力率80%のときはcosθ=0.8になり、インピーダンス三角形をつくると、
次のようになります
図
インピーダンス三角形よりXを求めると、X=6になります
直角三角形の2辺がわかっていれば、残りの1辺の長さは計算で求められます
よって、cosθ=0.8のときのsinθはsinθ=0.6になります
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変圧器15 電圧変動率No.2
変圧器14 電圧変動率No.1
変圧器14 電圧変動率No.1
電圧変動率
変圧器の一次側に電源を接続した状態で、
二次側に 定格負荷を接続した時 と 無負荷の時 では二次電圧の値は変化します
定格負荷時の二次電圧 と 無負荷時の二次電圧 の変動の様子を表したものを
電圧変動率と言い、その電圧変動率を求める公式は次のようになります
電圧変動率を求める公式
ε[%] : 電圧変動率
V2o : 無負荷時の二次電圧
V2n : 定格二次電圧
変圧器の二次側に負荷を接続すると、負荷抵抗により電圧降下が起きるため、
二次電圧は下がります
定格負荷を接続したときの二次電圧は、一番小さく(最小)になり、
負荷を接続しない無負荷のときの二次電圧は、最大になります
よってこの公式は
電圧が最大の時と、電圧が最小の時の電圧の変動率を求める公式と言えます
定格について
定格とは指定された変圧器の使用限度を表したもので、
定格容量とは変圧器の電力[W] の使用限度のことです (電力 = 電圧 × 電流)
(簡単に言うと「定格容量を超えて使用しないで下さい」という目安)
定格容量で運転するときの電圧、電流、周波数をそれぞれ 定格電圧、定格電流、
定格周波数と言います
定格負荷とは定格二次電圧をかけたとき、定格二次電流が流れる負荷のことです
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変圧器14 電圧変動率No.1
変圧器13 二次 → 一次変換 No.2
変圧器12 二次 ⇒ 一次変換No.1
変圧器12 二次 ⇒ 一次変換 No.1
変圧器の電圧電流などの各値を二次側から一次側へ変換
もしくは、一次側から二次側へ変換させる方法について説明します
二次 ⇒ 一次変換
図1の等価回路において、
二次側の各値を一次側に変換する方法は、次のようになります
一次 ⇒ 二次変換
同じく 図1の等価回路において、
一次側の各値を二次側に変換する方法は次のようになります
二次 → 一次変換 と 一次 → 二次変換 では、その変換方法は逆 (逆数) になります
変圧器12 二次 → 一次変換No.1
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変圧器11 等価回路No.3
変圧器11 等価回路No.3
等価回路No.3
二次側に 負荷を接続した場合 と 無負荷の場合の、
等価回路に流れる電流について見てみましょう
二次側に負荷を接続した場合
電源から流れ出た一次電流I 1はI’ 1 とIo に分かれます、
よって I 1 = I’ 1 + Io になります
二次側を無負荷(開放)にした場合
二次側を無負荷(開放)にした場合、I 2は流れないのでI’ 1も流れません
よって I 1 = Io になります
つまり、二次側を無負荷にした場合の一次電流(I 1) は 励磁電流(Io) になります
変圧器11 等価回路No.3