電験三種 やさしい解説 (機械)  「誰でもわかる電験参考書」

初心者にはとても難かしい電験三種。 市販の参考書を読んでも、電気初心者にとってはわからないことばかりです。 これから電験の勉強を始める電気初心者の方に向けて、電験の内容をやさしく解説した「誰でもわかる電験参考書」の作成をしています

変圧器10 等価回路No.2

変圧器10 等価回路No.2

f:id:kotoku03:20150704201830j:plain

f:id:kotoku03:20150704201858j:plain

等価回路No.2

 

励磁電流

変圧器の二次側を無負荷(開放)にして、一次側に電圧を加えたときに流れる電流を

励磁電流(Io)と言います (1)

励磁電流は、磁束を作る磁化電流(Im)と

鉄損を発生させる鉄損電流(Ii) からできています

  

励磁回路

励磁電流(Io) 磁化電流(Im) 鉄損電流(Ii)から成り立つ励磁回路は次のようになります

(2)

 

1       励磁回路

Io : 励磁電流

Im : 磁化電流

Ii : 鉄損電流

 

この励磁回路を、「理想の変圧器」の回路に組み込んだ等価回路は、次のようになります

 

2

   

注釈                                   

(1)

励磁とは

磁性体を磁化すること、またコイルに電流を流して磁束を発生させることです

 

 

(2)

図1について、更に詳しく書くと次のようになります

 

Yo : 励磁アドミタンス (GoとBoを合成したもの)

Go : 励磁コンダクタンス 

Bo : 励磁サセプタンス

 

 

「誰でもわかる電験参考書」

「誰でもわかる電験参考書」機械

変圧器10 等価回路No.2