電験三種 やさしい解説 (機械)  「誰でもわかる電験参考書」

初心者にはとても難かしい電験三種。 市販の参考書を読んでも、電気初心者にとってはわからないことばかりです。 これから電験の勉強を始める電気初心者の方に向けて、電験の内容をやさしく解説した「誰でもわかる電験参考書」の作成をしています

変圧器20 損失No.1

変圧器20 損失No.1

 

変圧器の効率は電動機(モーター) に比べると とても良く 効率90%以上ですが、

それでも多少の損失は発生します

 

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損失No.1

 

 

 

変圧器の損失

変圧器の損失には次のようなものがあります

 

                          

無負荷損 - 鉄損 -  ヒステリシス損

                                     うず電流損

 

負荷損 - 銅損

 

 

無負荷損

二次側に負荷が接続されていない無負荷のときも、一次側に電源が接続されているため電流が流れて損失が発生する。

この損失を無負荷損と言います

無負荷時に発生する損失はそのほとんどが鉄心で発生し、その損失を鉄損と言います

鉄損には ヒステリシス損うず電流損 があります

 

無負荷時に発生する損失は鉄損のみです。

 

負荷損

二次側に負荷が接続されているときに発生する損失を負荷損と言います

負荷損は そのほとんどが銅損であり、銅損は巻線である銅線で発生します

銅損とは、巻線(コイル)の抵抗により発生する熱による損失のことです

 

負荷時に発生する損失は鉄損と銅損になります。

 

ポイント

変圧器が無負荷のときに発生する損失は 鉄損

変圧器に負荷が接続されているときに発生する損失は 鉄損 銅損

 

 

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変圧器20 損失No.1