変圧器14 電圧変動率No.1
変圧器14 電圧変動率No.1
電圧変動率
変圧器の一次側に電源を接続した状態で、
二次側に 定格負荷を接続した時 と 無負荷の時 では二次電圧の値は変化します
定格負荷時の二次電圧 と 無負荷時の二次電圧 の変動の様子を表したものを
電圧変動率と言い、その電圧変動率を求める公式は次のようになります
電圧変動率を求める公式
ε[%] : 電圧変動率
V2o : 無負荷時の二次電圧
V2n : 定格二次電圧
変圧器の二次側に負荷を接続すると、負荷抵抗により電圧降下が起きるため、
二次電圧は下がります
定格負荷を接続したときの二次電圧は、一番小さく(最小)になり、
負荷を接続しない無負荷のときの二次電圧は、最大になります
よってこの公式は
電圧が最大の時と、電圧が最小の時の電圧の変動率を求める公式と言えます
定格について
定格とは指定された変圧器の使用限度を表したもので、
定格容量とは変圧器の電力[W] の使用限度のことです (電力 = 電圧 × 電流)
(簡単に言うと「定格容量を超えて使用しないで下さい」という目安)
定格容量で運転するときの電圧、電流、周波数をそれぞれ 定格電圧、定格電流、
定格周波数と言います
定格負荷とは定格二次電圧をかけたとき、定格二次電流が流れる負荷のことです
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変圧器14 電圧変動率No.1