電験三種 やさしい解説 (機械)  「誰でもわかる電験参考書」

初心者にはとても難かしい電験三種。 市販の参考書を読んでも、電気初心者にとってはわからないことばかりです。 これから電験の勉強を始める電気初心者の方に向けて、電験の内容をやさしく解説した「誰でもわかる電験参考書」の作成をしています

変圧器14 電圧変動率No.1

変圧器14 電圧変動率No.1

 

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電圧変動率

変圧器の一次側に電源を接続した状態で、

二次側に 定格負荷を接続した時無負荷の時 では二次電圧の値は変化します

 

定格負荷時の二次電圧無負荷時の二次電圧 の変動の様子を表したものを

電圧変動率と言い、その電圧変動率を求める公式は次のようになります

  

電圧変動率を求める公式

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ε[%] : 電圧変動率

V2o : 無負荷時の二次電圧

V2n : 定格二次電圧

                                  

 変圧器の二次側に負荷を接続すると、負荷抵抗により電圧降下が起きるため、

二次電圧は下がります

 

定格負荷を接続したときの二次電圧は、一番小さく(最小)になり、

負荷を接続しない無負荷のときの二次電圧は、最大になります

 

よってこの公式は

電圧が最大の時と、電圧が最小の時の電圧の変動率を求める公式と言えます

 

定格について

定格とは指定された変圧器の使用限度を表したもので、

定格容量とは変圧器の電力[W] の使用限度のことです (電力 = 電圧 × 電流)

(簡単に言うと「定格容量を超えて使用しないで下さい」という目安)

 

定格容量で運転するときの電圧、電流、周波数をそれぞれ 定格電圧定格電流

定格周波数と言います

 

定格負荷とは定格二次電圧をかけたとき、定格二次電流が流れる負荷のことです

 

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